『青森』の“食”のパワーを結集!三つの自家製こだわり木酢

いままで以上に農薬に頼らず、自然のモノを使って植物の力を引き出したい


作成後の経過も併せてご覧ください


魚腸木酢(ぎょちょうもくさく)

美味しい食べ物と美味い酒が私にとっての活力源! そんな私が、地元弘前の数多くあるお店でも自信を持ってお薦めできるお店が“海凪”。

このお店では、地元西海岸(青森県の日本海側)の海で獲れた魚にこだわり、 毎日毎日数十キロ離れた漁協まで仕入れに行って、 その日水揚げした新鮮で美味しい魚を味わせてくれるお店です(かなりの頻度で私もいます)。

そこで出る魚はもちろん絶品なのですが、そんないい魚だからこそ、 毎日のように出てしまう“アラ”(中骨や内臓など)がもったいなくて仕方ありませんでした。 そんなときにある農業雑誌で知ったのが“魚腸木酢(ぎょちょうもくさく)”。

いったいなにかといいますと、炭を焼いた出るときにでる副産物『木酢』に“アラ”漬け込んだもので、 植物の葉っぱが丈夫になり、その結果、病気や虫に強くなったり、出来た農産物がおいしくなるというものです。

ういういい物にはすぐに取り組まないとということで、海凪の主人に相談したところ、二つ返事ですぐOK! 私よりもノッテル様子です。 ということで、早速“魚腸木酢”の仕込を一緒にしました。

『海凪』では毎日漁港に水揚げされた新鮮な魚しか使いません。 こんないい素材だからこそ、なか骨や内臓などのアラもいいものに決まってます。 そんな素材を使って、いざ“魚腸木酢”を仕込みます。

まずは材料其の一。『木酢(もくさく)』です。 今回使ったのは岩手県で木炭を作っている業者から仕入れたものです。

材料其の二。海凪で前の日料理に使ったときに出た魚の“アラ”です。 この日は天気も良かったので、ご想像通りの“カオリ”がしました。 因みに木酢とアラの割合は3対1にしました。

アラに木酢を注ぎ込みます。

仕込み終了の状態です。 木酢に漬け込んだら不思議なことに、アラの“カオリ”が全く気にならなくなりました。

これを毎日かき混ぜると、アラがトロトロに溶けてしまうそうです。 かき混ぜていると童心に返ったようでなかなか楽しいです。

因みに今回仕込んだのは4月9日。これから熟成具合を追跡で紹介していきます。

ニンニク木酢

『ニンニク木酢』も植物にパワーをつけるのだそうです。 これも贅沢なモノを使ってますよ。

使用したニンニクは全国的に有名なブランドである青森県田子町産のニンニク。 生産者は田子町の宇藤佳明さんで、私のりんご作りの仲間でありながら、ニンニクも作っている農業者です。 宇藤さんにニンニク木酢を作りたいと相談したら、こちらもすぐOK!

かなり高級なニンニク木酢が出来そうです。

今回は木酢40リットルにニンニク約8キロを漬け込みました。 正直なところ、高級ニンニクをこんなにも・・・と小心者の想いがちらつきましたが、 これもいま以上のりんごを作るためと肝をくくりました。

こんな感じです。

トウガラシ木酢

“トウガラシ木酢”はその辛さから植物にダニなどの虫が寄り付かなくなるとのことで、 殺虫剤をできるだけ省きたいとの目的で仕込みました。

今回使ったトウガラシは私の父が作ったもので、思いっきり辛くなって虫が寄り付かなくなるようにと、 1キロ以上も漬け込んでみました。

こちらも木酢を40リットルをドボドボと。

こんな感じです。

この三つのこだわり木酢がどうなるかはこれからのお楽しみ! それにしても今回のチャレンジは自分でやってみてとても愉しい!! 何よりも“ストーリー”があるじゃありませんか。

モノを粗末にしない。畑のものは畑のものを使って、そして海の力も借りる。 しかも全部地元のモノを使う。

また、植物を元気にすることで病気にかからないようにする。 そして作物にとっての害虫を殺すのではなく寄せ付けなくする

実に環境を考えた取り組みだと思いませんか。とりあえずやってみます。乞うご期待!

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