
記録的な猛暑でりんごの着色が大幅に遅れています。しかも、強い日差しの影響でりんごの表面に日焼け障害が多く発生しています。でもこれは自然の成り行き、どうすることもできません。
そんな状況ですが、私には一つのこだわりがあります。
それは“早生品種は朝露が残るうちの“朝採り”したものしかお送りしない”ということ。
その理由は、りんごは植物ですから光合成をしていますから、日中、特に気温の高い今年はりんごの呼吸が激しくなるので、それに使われる果実の栄養分となります。
そして日没後はまた果実内に養分を蓄えてきます。
したがって、日の出の頃が一番果実内の糖度や養分が高くなります。野菜でも“朝採り”が一番おいしいとされるのはこうした理由からです。
一般的に早生品種の糖度は13度もあれば十分とされていますが、一日のうちでも一番い状態のりんごを収穫してお届けしたいということにこだわっています。