春の晩霜被害

 発芽後、展葉してから開花、授粉、結実後(横径が10ミリ前後)までの期間は霜などの低温被害にとても弱い時期です。 
 特に弱いのは開花直前の花が風船状の時から落果直後の期間でマイナス1.8度以下の状態が30分以上続いた場合被害を受けてしまいます。 

 写真はりんごの蕾が赤くなってきたころに霜の被害を受けたことによってめしべやおしべが被害を受けて茶色く変色してしまった状態です。 
 このようになると花粉を含んだおしべの葯からは花粉を飛ばすことが出来なくなるので、他の品種が授粉できなくなったり、翌年の貯蔵花粉が採取できなくなります。 

 『授粉用の花粉の取り方について』はこちらをご覧になってください。 

 まためしべは授粉能力がないので実を結ぶことができなくなります。 

 こちらも霜などの低温被害を受けた花ですが、良いりんごが成る真ん中の花(中心花)のツルが極端に短くなってしまった状態です。 

 これらの被害を受けた場合は中心花の周りの花(側花)に成らせて、結実を確保しなければなりませんが、品種によっては果実品質に影響を及ぼしてしまいます。 

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