春先に多いネズミの被害

写真は直径およそ7センチになる、6年生の若木ですが、寝際部の樹皮が何者かにかじられてます。

樹皮が3分の1くらい残っていれば専用のテープを巻いたりすればなんとか持たせることも出来ますが、それ以上の被害の場合は、後の生育も著しく阻害されてしまいます。

その犯人はコイツです。彼の名前は“ハタネズミ”。大きさは7~8センチ、体重はおよそ30グラムと一見かわいいのですが、りんご農家にとっては困ったヤツです。

なんといっても食欲が旺盛で一日に10~20グラムと自分の体重の3分の1~3分の2もの量を食べます。更に妊娠中には通常の1.5~2倍もの食欲になってしまいます。

またコイツらは一日に約0.5ミリずつ歯が伸び、それは死ぬまで続くそうです。従って一ヶ月では1.5センチほど歯が伸びることになるので常に歯を削らないと生きていけないのです。更に空腹になるとストレスを生じ、樹皮をかじる行動が活発になるそうです。

繁殖はまさに“ネズミ算方式”で妊娠期間は20~24日で一回の出産で平均6匹、多いときで18匹も生みます。その仔ネズミも生後3~4ヶ月で妊娠できるようになるので、一組のツガイでかなりの数に増えてしまいます。(暗い気持ちになるので計算はあえてしません…)

ネズミの被害は地上部だけにとどまらず、根も大きな被害を受けます。

ひどい場合は10年生くらいの樹でもスッポリ抜けてしまうほどの被害となり、こうした樹は残念ながら枯死してしまいます。

対策としてはネズミの密度を減らすのが一番なので、写真の用な捕獲用のカゴや粘着テープで捕殺することが大切です。

また、専用のプロテクターで寝際部を囲うのも効果的です。

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