果実の生理障害 ビターピットってなに?

 りんごの果実のお尻部分に写真のような黒く少しへこんだ斑点状の症状が見られることがあります。 これは果実の生理障害のひとつで「ビターピット」といいます。 

 被害部の果肉は褐色のコルク状になっていて、食べると苦味を感じます(これが名前の由来です)。 この障害は品種による発生頻度に差がありまして、「王林」や「陸奥」、「北斗」などといった品種に特に多く発生します。 また、収獲の時はあまり目立たなくても貯蔵中に発生してくる場合もあります。 

この症状がでる原因としては(1)土壌中に窒素などの肥料分が多い (2)若い樹など樹勢が強い(3)気象的には6~7月に雨が少なく8~9月に雨が多い、 などがあげられます。 

 この障害を抑えるための対策としては、とにかく剪定などで樹勢を落ち着かせることが大切な他に、 例年発生が多い園地では数年間肥料を控えたり、石灰質の資材を土壌に撒いたり、 5月末頃から夏場にかけて果実の表面にカルシウム資材を散布するなどの方法があります。 

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