高圧洗浄機でかんたん!“粗皮削り”

 かつては、りんご園の春先の作業としてそのほとんどの園地で行われていた“粗皮削り”ですが、今ではその作業風景もあまり見かけなくなりました。

 雪がまだ少し残る頃、園主が剪定している中で女性や年配者の仕事として、専用の道具を使って太くなった幹や枝の表面にある、古くて浮き上がってきた樹皮(人間たとえると皮膚の角質のようなもの)をカリカリと削ぎとっていたものです。

表面にめくれあがった古い樹皮

 

 この粗皮削りの目的は、こうした樹皮の下に隠れている害虫やその卵をはじめ、樹を腐敗させる重要病害“腐らん病”を早期に見つけて処置することにあります。

 

 昔は農家一戸あたりの作業人数も多かったですが、いまはその数も少なく兼業化も進む中、一本一本時間と手間のかかる粗皮削りは、行う農家もあまり見かけなくなってしまいました。

 

 そんな手間のかかる作業に画期的な方法があります。それは高圧洗浄機を使った方法です。用意するのは高圧ポンプと専用のノズルと水を溜めるタンク(スピードスプレーヤでもOK)。

 

作業の様子

 

 ちょっとしたコツはありますが、大きい樹でも3分もあれば作業が終わります。すべて手作業でやっていた頃に比べると数分の1から10分の1位ですみます。

 

 かんたんな作業なので女性や子供たちでもできます。なお、水圧によって古い樹皮が飛び散るので目を守るためのサングラスやゴーグルと、レインスーツは必需品です。

幹に近づけて古い樹皮を吹き飛ばします。

処理した後はきれいです。

女性や子供たちでも簡単にできます。

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