木のいのち木のこころ―天・地・人

(西岡 常一 小川 三夫 塩野 米松著、新潮社)

法隆寺最後の宮大工といわれる西岡常一氏をはじめ、その弟子たちが、宮大工という仕事を通じて、 建物だけでなく人の育て方を語って仕事に対する心構えが書かれた一冊。

特に「天」の巻で紹介されている、西岡常一氏の職人としての仕事に対する厳しさと、 弟子(人)の育て方がひしひしと伝わってきます。

よく人を育てようとするとき、あれこれ教えたがりますが、西岡氏曰く、 「弟子に来たからというて手取り足取りして教えることはありませんのや。見本を見せた後はその人の能力です」 といっております。また「人も木も癖はいい方に使えば丈夫だし長持ちする」まさにそのとおりです。

562ページとボリュームがありますが、是非一読してほしい一冊です。 特に剪定にこだわるりんご生産者にはすごく通じることが多い内容です。

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