りんごについて

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りんごの品種

早生ふじ

早生ふじ

 

“早熟系ふじ”を総称して「早生ふじ」


 りんごという植物はいろんな特性がありますが、その中でも面白いのが、りんご樹の枝が突然変異して、その枝だけ極端に色の良いりんごが成ったり、赤いりんごが黄色になったり、熟度が早まったりなどすることがあります。こうした現象を“枝変わり”といいます。
 「早生ふじ」は「ふじ」の枝が突然変異して、本来の「ふじ」よりも一カ月以上も早く熟すようになった品種(系統)で、同じような特徴を持っているものとして「やたか」(秋田県増田町)、紅将軍(山形県東根市)、ひろさきふじ(青森県弘前市)、昂林(山形県の種苗会社)など様々な名称のものがあります。これらの品種(系統)にはそれぞれ特徴ありますが、一般の方ではその判別が難しく、市場関係者も判別がつきにくいことから、早熟系ふじを総称して「早生ふじ」と称しています。

 

 見た目は「ふじ」とそっくり

 

食味は「ふじ」より少したんぱく。
 品種の特徴として見た目や大きさは「ふじ」とそっくりですが、味はふじよりはあっさりした感じで、歯触りもやや軽い感じです。年によって「密」が入ることもありますが、通常ではほとんど入りません。

日持ちもふじほど長くはなく、美味しく召し上がれるのは収穫後1カ月以内です。