りんごについて APPLE りんごの品種 きおう 正しくはきおう この品種は岩手県生まれで、岩手県園芸試験場(現・岩手県農業研究センター)で「王林」に「はつあき」に「千秋(せんしゅう)」の花粉を交配してできた品種で、1994年(平成6年)に品種登録されています。 “黄王”と表記していることもありますが正しくはひらがなで“きおう”です。 果汁多く和梨の様な味わい 見た目はご覧の通り鮮やかな黄色で、収穫時期は青森県で8月下旬から9月上旬です。 果実の大きさは300㌘くらいが中心ですが中には400㌘くらいになるものもあります。 味は早生品種の中では果汁が多く軽い酸味もあるのでとても美味しいりんごです。 栽培面ではちょっとした問題も この品種は黄色いりんごなので、葉を摘み取るなどの着色管理が不要で、生産者としては省力化できる品種です。 また葉を1枚も摘み取らないので、夏の強い日差しから果面を守ることができるので、日焼け被害が起こりにくいという利点があります。 その一方で、ツルもとに切れるが入るツル割れ障害が起きやすく、外観からは分からなくても、割ってみるとツルと種の入っている箇所の間に亀裂が入っていることがあります。 もちろんこの部分を切り除いて食べるには全く問題はありません。 また、年によっては食べごろになると自然に落ちる収穫前落果が多く発生します。雨の多い年にその傾向が強いように思います。あと、同じ期でもそれぞれのりんごの熟期が異なるので、何度かに分けてもぐ必要があります。 PREV 一覧に戻る NEXT
正しくはきおう
この品種は岩手県生まれで、岩手県園芸試験場(現・岩手県農業研究センター)で「王林」に「はつあき」に「千秋(せんしゅう)」の花粉を交配してできた品種で、1994年(平成6年)に品種登録されています。
“黄王”と表記していることもありますが正しくはひらがなで“きおう”です。
果汁多く和梨の様な味わい
見た目はご覧の通り鮮やかな黄色で、収穫時期は青森県で8月下旬から9月上旬です。
果実の大きさは300㌘くらいが中心ですが中には400㌘くらいになるものもあります。
味は早生品種の中では果汁が多く軽い酸味もあるのでとても美味しいりんごです。
栽培面ではちょっとした問題も
この品種は黄色いりんごなので、葉を摘み取るなどの着色管理が不要で、生産者としては省力化できる品種です。
また葉を1枚も摘み取らないので、夏の強い日差しから果面を守ることができるので、日焼け被害が起こりにくいという利点があります。
その一方で、ツルもとに切れるが入るツル割れ障害が起きやすく、外観からは分からなくても、割ってみるとツルと種の入っている箇所の間に亀裂が入っていることがあります。
もちろんこの部分を切り除いて食べるには全く問題はありません。
また、年によっては食べごろになると自然に落ちる収穫前落果が多く発生します。雨の多い年にその傾向が強いように思います。あと、同じ期でもそれぞれのりんごの熟期が異なるので、何度かに分けてもぐ必要があります。