りんごについて

APPLE
りんごの品種

サンジョナゴールド

サンジョナゴールド

 

アメリカ生まれのりんご


 この品種は1943年(昭和18年)、アメリカのニューヨーク州農業試験場において、ゴールデンデリシャスジョナサン(紅玉)を交配してできた品種で、1968年(昭和43年)に命名されました。
 日本には1970年(昭和45年)、秋田県果樹試験場によって導入されました。

 

豊産性で、果汁多く酸味があって大変美味!


 果実は丸くて形がよく、鮮やかな赤色に着色します。大きさは300~400㌘。成り方は豊産性で、赤く色づいて鈴なりに成っている姿は見事なものです。
 このジョナゴールドは特に捥ぎたてが最高に美味しい品種で、私個人としては、捥ぎたては大人気の「ふじ」をも凌ぐ食味だと思っております。とにかく果汁が多く、ナイフを入れると果汁があふれ出るほどです。また酸味の具合も丁度良く、パリッパリとした食感と果汁、そしてバランスの良い酸味が揃ったもぎたての食味は是非是非味わっていただきたい品種の一つです。

 

果実表面に出てくるワックス状の物質は自ら鮮度を保つためのものです


 りんごの品種の中には、収穫後、室内の常温に置いておくと果皮表面にベタベタしたワックス状の物質が出てくるものがあります。これは人為的に塗ったりしたものではなく、りんご自らが鮮度を保とうとして分泌している物質で、主成分はリノール酸とオレイン酸です。
 りんごは収穫後も呼吸をしていますが、常温など気温の高い条件だとその活動は活発になり、果肉が柔らかくなったりして食味が劣ってきます。そこでこのような物質を果皮表面に出すことで、りんご自らが鮮度を保とうとしているともいわれています。