りんごについて

こうこう

弘前大学が作った蜜入りする黄色品種

　この品種は弘前大学の塩崎雄之助教授が1981年(昭和56年)に「弘大1号」という品種に「ふじ」を交配した中から選抜・育成したりんごで、1999年(平成11年)に品種登録されました。
　収穫時期は10月最下旬から11月上旬で、家計はやや扁平の円形で、大きさは300～400㌘です。
　消費者の方は“蜜入りりんご”を好む方が多いですが、りんごの品種の中でも蜜が入るのは数種類しかありません。その中の一つがこの「こうこう」です。

数が極めて少ないプレミアムりんご

　当園ではこの品種がデビューした時から試作を兼ねて2本植えていますが、剪定などの諸管理が難しく、品種自体の“癖”がとても強いです。
　樹勢の管理や、結実量など様々考えますと、これから生産量が増えるということはない品種だと思いますが、その食味の良さから食べた方からのリピーター率は高いです。
そのおいしさとプレミアム感もあって1個600円以上で販売しているところもあるようです。数が少なく、美味しいプレミアムなりんごという位置づけとしては面白い品種の一つです。